くぼさんのとうふ

くぼさんのコラム

第1回 〜私がこだわり豆腐作りを始めたきっかけ〜
第2回 〜ナカセンナリ大豆に惚れ込んで〜
第3回 〜漬物と付物〜
第4回 〜お茶事情〜
第5回 〜磯焼けを海中林に〜
第6回 〜食用油について〜
第7回 〜劣化競争〜
第8回 〜安全と安心〜
第9回 〜里山と里海〜
第10回 〜山地牛乳〜
第11回 〜良い食品博覧会〜
第12回 〜食育〜
第13回 〜民芸〜
第14回 〜玉子とうふに一考〜
第15回 〜碁石茶〜
第16回 〜讃岐うどん今昔〜
第17回 〜チョコレート〜
第18回 〜梅干し〜




第18回 〜梅干し〜

「梅干し」からは日本人の心のふるさとのような精神性を感じますが、今売られているほとんどの梅干しからはそれが感じられません。
どこのスーパー百貨店の売り場を見ても、甘ったるい梅干しが主流となり、中には人工甘味料やハチミツ入りのまるで梅菓子のような梅干しもあります。

梅干しは元来、梅と塩だけで時間をかけて作ったものですが、今の梅干しは早く作ることと、より食べやすくするためにアミノ酸(化学調味料)で塩角を取ったり甘味を付けたりします。

その調味加工された梅干しの原材料表示からよく使用される添加物は、還元水飴、発酵調味料、たんぱく加水分解物、アミノ酸等ビタミンB1、酸味料、甘味料(ステビア、スクラロース)、ハチミツ、なんと香料入りまで売られていたりします。

どうも梅干しをもっとたくさん食べてもらおうという意図があったようですが、このような人工甘味料やアミノ酸入りの梅干しをたくさん食べると塩分や糖分の摂り過ぎとなり、その弊害の方が大きいと思います


梅干しは平安時代から伝わった伝統食品、何百年もの間梅と塩だけで延々と作り続けられた梅干し、日本の伝統食文化からも、真っ当な作りの梅干しを取り戻したい、
と感じるのは私だけでしょうか。

量販店のみなさん、売れないから置かないではなく、我々消費者の健康のためにも売る努力をして下さい。

それから消費者の皆さんには表示をよく見て、アミノ酸や甘味料の入ったものはできるだけ避け塩だけで醸し出した梅本来の味を楽しんで下さい。